史上4校目の高校3冠を狙うAシードの報徳学園(兵庫)が、Bシードの天理(奈良)に勝利して同校初の決勝進出を果たした。
スタートを大事に心がけ、臨んだ。準々決勝(3日)の東海大大阪仰星(大阪第3)との試合では、前半に2トライを献上。その反省を生かし、この日は前半に2トライで先行した。自陣ゴール前まで迫られても全員で耐え、流れを渡さなかった。
後半は同11分、相手に押し込まれて1トライを許したが、その後2トライを追加。終了間際に1トライ返されたが、14点差で決勝への切符をつかみ取った。
天理とは、現体制になってからも練習試合などで3回対戦しており、手の内が露呈している相手。成績も1勝2敗。いずれも接戦だった。
冬の聖地で争うのは23大会ぶり3回目。「天理より俺たちの方が強いというのを見せつけたい」。この日も得意のステップでチームを引っ張ったSO伊藤利江人(3年)の有言実行で、伝統校対決を制した。
70年の歴史で初の快挙。西條裕朗(59)監督が就任1年目に作ったベスト4の記録を、やっと超えられた。「(選手より)僕の方がすごいなと思ってます」。高校日本代表候補を、今大会最高の8人擁する史上最強のチーム。彼らには、もう高校3冠が見えている。


