第31シードで世界ランキング33位の西岡良仁(27=ミキハウス)が、同65位のマッケンジー・マクドナルド(米国)を7-6、6-3、6-2のストレートで下し、4大大会で初の16強入りを決めた。

プロ参戦が認められた68年のオープン化以降、男子シングルスの日本勢が4大大会の4回戦に進むのは松岡修造(95年ウィンブルドン選手権8強)、錦織圭(直近は19年全豪8強)に続く3人目。

3回戦勝利直後、応じたWOWOWのインタビュー内容は次の通り。

-初の4回戦進出です。まずは今のお気持ちから聞かせてください

「思った感じでの進出ではなかったので、正直、喜びにくいという感情が本心です。彼(マクドナルド)とは14歳からずっと知っている仲で、何度も対戦しています。彼もファーストセットにチャンスがあったし、お互い勝てると思って臨んでいた試合だった中で、彼が少し、けがでうまくいかなくなってしまったというのは、難しい感情ではありました。僕としては結果が必要なので、勝ちにはもちろんつなげたかったですけど、正直、内心では何とも言い表せない気持ちでプレーをしていました。初めての4回戦進出でうれしいですし、ある意味、次の試合にしっかりと体力も残せたと思うので、ここに関しては正直、ラッキーだったとも思います。運はあったかなと思います」

-ここまで3戦すべてストレートで勝ちました。ここまでの戦いぶりはどうですか

「1、2回戦とだいぶ違った内容で、めちゃめちゃ硬かったですね。僕がこんな風になるとは正直、思っていなかったです。それぐらい勝てると踏んでいたチャンスをものにしたいという欲が、すごく試合の中で出てしまっていたのは結構見えていました。ブレークポイントでどうしても打てなかったりという、今までだったら思い切っていたプレーが本当にできなかったので、正直めちゃくちゃ厳しかったですね。ファーストセット落としていたら、かなり苦しかっただろうと思います。褒められるところとしては(第1セット)最後のタイブレークで2ポイント思い切ったというところ。あそこがやはり最近勝っているところであると思います。次の試合はもう少しアグレッシブにしないと、たぶん難しい試合になってくると思うので、ここはしっかり調整していきたいと思います」

-今までの相手はランキング的には格下でした。次は格上です。どんなメンタリティーで臨みますか

「(ティアフォーもハチャノフも)お互い何回か対戦していますし、知っている仲です。どちらが来ても正直、僕がディフェンスに回る回数が増えるというのは目に見えているので、ここからは気合の勝負かなと思っています。彼らが僕を上回っているところはサーブだったり、パワーだったりっていうところだと思いますが、十分チャンスはあると思うし、どうやって僕が彼らを崩していくかというところです。正直、彼らはあまり僕と対戦したいとは思っていないと思うので、そこは僕にとってアドバンテージはあると思います。彼らが嫌がるようなプレーをできるか、というところが、試合の勝ち負けを分けるかなと思います」

(その後、4回戦の相手はハチャノフに決定)

-会場でも、たくさんの日本人が応援していました。テレビの向こうでもたくさんの方が日本で応援しています。最後にファンの方にメッセージをお願いします

「今日はお昼(の試合)だったので(観戦が)なかなか難しい時間帯だったと思うんですけれども、たくさんの応援ありがとうございました。初めての4回戦ということで、ベスト8目指して次の試合も頑張りたいと思うので、ぜひ応援お願いいたします」

◆西岡良仁(にしおか・よしひと)1995年(平7)9月27日、三重県津市生まれ。青森山田高卒。15歳で盛田テニス基金の援助を受け米国IMGアカデミーに留学。13年全日本準優勝。14年1月に18歳でプロ転向。同年の仁川アジア大会で日本男子40年ぶりの金メダル。21年東京五輪に出場も初戦敗退。左利き。170センチ、64キロ。血液型A。

◆全豪オープンテニスはWOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドでは全コートライブ配信される。