ショートプログラム(SP)首位の三浦佳生(17=オリエンタルバイオ/東京・目黒日大高)が大会史上最年少優勝を成し遂げた。フリー189.63点の合計281.53点だった。2017年大会のネーサン・チェン(米国)の17歳9カ月を更新した。
佐藤駿(19=明治大)がフリー178.33点の合計259.14点で3位、島田高志郎(21=木下グループ)はフリー143.79点の合計217.85点で11位だった。
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三浦は、冒頭の4回転ループはトリプルアクセルからの3連続ジャンプに変更し着氷。4回転トーループ-3回転トーループは最初ジャンプを3回転にして着氷。4回転サルコーでバランス崩して着氷した。演技後半の4回転トーループ、3連続ジャンプも着氷しスピンはレベル4を獲得。演技後はガッツポーズを見せリンクを降りる際には「よっしゃ」と一言つぶやいた。
1つ前に演技したキーガン・メッシング(カナダ)が好演技を見せ、自己記録を超えなければ優勝に届かない状況だった。優勝を決めた後の場内インタビューでは、「自分も流れをもらって演技することができて、そこはすごくキーガン選手に感謝ですし、自分もこういう演技ができたことに、自分自身を誇りに思います」と力強くうなずいた。
シニアに本格参戦した今季は10月のグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ、第2戦スケートカナダと連続で銀メダルを獲得。GPファイナルにも出場し(5位)鮮烈な印象を残した。
一方でインターハイ優勝や、今月末の世界ジュニア選手権出場など、まだ下の世代でも出られる若さで国際スケート連盟(ISU)公認の選手権の1つを取った。
標高1800メートルを超える高地での接戦を制した。「自分の演技までにいい演技が続いていたので、『自分もできるぞ』と。また、コロラドスプリングズの会場では、スタミナがキツいと言っているので『キツくないぞ』と思いながら滑りました」と全力を尽くした。
26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪(オリンピック)に向けて、また日本に世界クラスの選手が出てきた。(米コロラドスプリングズ=木下淳)
◆三浦佳生(みうら・かお)2005年(平17)6月8日生まれ、東京都出身。昨季は全日本ジュニア選手権で初優勝し、4大陸選手権3位、世界ジュニア選手権13位。シニア本格デビューの今季はグランプリ(GP)シリーズで2戦連続2位、初進出のGPファイナル5位。オリエンタルバイオ/東京・目黒日大高2年。168センチ。


