ショートプログラム(SP)首位発進の三浦佳生(17=オリエンタルバイオ/目黒日大高)がフリー189・63点をマークし、合計281・53点で初優勝を果たした。試合直後の場内インタビューでは「こういう演技ができたことに、自分自身を誇りに思います」と力強い言葉でかみしめた。

SP6位の佐藤駿(19=明治大)はフリー178・33点を記録し、合計259・14点。SPで転倒した4回転トーループを2本とも降りて3位に入り、「(米国へ)来てから、一番いいトーループが跳べた」と控えめに胸を張った。

SP10位と出遅れていた島田高志郎(21=木下グループ)はフリー143・79点で合計217・85点だった。11位に終わり「いい演技をすることに遠慮してしまった」と悔しさをにじませた。

2位には合計275・57点でキーガン・メッシング(カナダ)がつけた。(米コロラドスプリングズ=木下淳)

◆三浦佳生(みうら・かお)2005年(平17)6月8日生まれ、東京都出身。昨季は全日本ジュニア選手権で初優勝し、4大陸選手権3位、世界ジュニア選手権13位。シニア本格デビューの今季はグランプリ(GP)シリーズで2戦連続2位、初進出のGPファイナル5位。オリエンタルバイオ/東京・目黒日大高2年。168センチ。

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