バスケットボール女子Wリーグのシャンソン化粧品を退団した藤岡麻菜美(29)が、3人制プロチームの東京ダイムに加わることになった。加入先チームが22日、契約の基本合意に至ったと発表した。

5人制元日本代表の藤岡はシーズン途中だった今年2月、名門シャンソン化粧品から大量退団が発表された7選手の1人。その後、球団幹部によるパワハラ被害報道を否定するなどしたシャンソンの発表を受け、4月に「退団者一同代表」として「一部事実と異なる部分があり、記載されていない事実関係もある」などとツイッターに投稿した。

大量退団の背景については現在、Wリーグが調査を行っている。

母校の千葉英和高で指導者としても活動している藤岡は「高校の指導を第一優先としてTOKYO DIMEの活動をさせていただきます」とした上で、選手として東京ダイムの一員になれたことを喜んだ。

「新たな環境で、さまざまな人たちと触れ合い、コート内外問わず存在感を発揮して、良い影響を与えられるように、人としてもプレーヤーとしても成長していきたい」ともコメントした。

14年創設の東京ダイムは、渋谷区をホームタウンとするプロスポーツチーム。チーム公式サイトによれば、現役Bリーガーの岡田優介と、お笑い芸人の麒麟・田村裕、大西ライオンの3人が共同オーナーを務める。