世界ランキング7位の女子日本代表が、東京オリンピック(五輪)金メダルで同2位の米国をフルセットの末に破った。
代表初選出で初スタメンの和田由紀子(21=JT)が、3本のブロックを含む32得点と大暴れ。ここまで6戦無敗の女王を下し、通算成績を5勝3敗とした。セルビア、ドイツにフルセットで競り負けていた悔しさを晴らす1勝。続くラウンドはタイに舞台を移し、28日に同6位のトルコと対戦する。
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和田のバックアタックが、女王の壁を打ち破った。セットカウント2-2で迎えた最終セット(S)。今大会初めてスタメンに抜てきされた初代表の21歳は「自分がしっかり点をとってやろう。ブロックを怖がらずに思い切って打とう」と思いを込めた。立ち上がりに連続スパイクを決めて盛り立て、チームは6連続得点。そして、最後も決めた。14-6から、この日両チーム最多となる32得点目を、相手コートに弾ませた。
これまで全試合でスタメン起用されてきた林に代わって先発を託された。負ければ予選ラウンド突破が遠のく一戦。データ分析にたける米国に対し、データの少ない選手を起用して機先を制す-。真鍋監督の勝負手に、全力で応えた。
鬱積(うっせき)した思いを吐き出した。ブラジル大会初戦は世界バレー連覇のセルビアに、前日16日は格下のドイツにフルセットで競り負けていた。「いざ、というところで攻める気持ちが足りなかった」と、ともに最終Sで守りに入っていたと反省。「5セット通して全員で攻める」と強い意志で臨み、有言実行で白星をつかんだ。
次戦はタイに移動し、世界ランキング6位のトルコ戦。「チーム全員で戦う気持ちを忘れずに頑張りたい」。和田が火の鳥に新風を吹かせる。


