21年東京五輪銀メダルの日本(世界ランキング9位)は、大会記録を更新する6連覇とはならなかった。

決勝で中国(同2位)に71-73で惜敗した。今大会では圧勝を重ねて勝ち進んできたが、昨年のW杯で準優勝した強敵にあと1歩及ばなかった。決勝では高田真希(33=デンソー)が攻守でけん引し、チーム最多17得点を挙げた。

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敗れた悔しさは感じつつ、日本の選手たちは堂々と銀メダルを受け取った。恩塚監督は会見で「優勝という結果は得られなかったが、選手たちの努力とチームへの貢献に感謝し、誇りに思う」と語った。

決勝では、経験豊富な高田が攻守で引っ張り、35-26とリードして折り返した。一方の中国は身長205センチの韓旭を中心に高さで反撃。後半は一進一退の展開となり、最後は日本が競り負けた。主将の林咲希(富士通)は「さらにスキルを上げれば、もっと世界と戦える」と前を向いた。

21年東京五輪で銀メダルの快挙を遂げた。しかし昨秋のW杯は1次リーグ敗退。相手に対策され、持ち前の機動力や外角シュートを繰り出しきれなかった。

レベルアップを図るべく取り組んできたのが、判断力や創造力の向上だ。大会を通じてその成果は発揮され、相手がベストメンバーではなかったとはいえW杯3位のオーストラリアに完勝。同2位中国とも互角に渡り合った。司令塔タイプの選手を同時起用するツーガードの新布陣も機能した。

4強入りを果たした時点で、来年2月のパリ五輪最終予選の出場枠を確保した。アジアでの戦いで得た収穫と課題を、パリへの道につなげていく。