今季の宇都宮ブレックスの売りの1つ、D.J・ニュービルと鵤誠司の「ダブルポイントガード」が勝利に大きく貢献した。
ニュービルはチームの最多の22得点。第4Q、残り4分を切って同点に追いつかれた直後、バスケットカウントと3Pシュートを立て続けに決め、三遠を突き放した。
鵤誠司は攻守の素早い替えでチームをけん引しながら、要所でポイントをゲット。第4Q残り16秒に3Pシュートを入れて、勝利を決定付けた。
2人はタイプの違うガードとして、役割をシェアしつつ、攻撃のバリエーションを増やす使命を帯びている。ニュービルが「タフなゲーム。決めるべきところで決められて良かった」と言えば、鵤も「内容はともかく、勝ち上がることができて良かった。(Bリーグの)開幕にもつながると思っています」と話した。
前日23日の岡山戦後、「誰がポイントガードなのか空白の時間ができてしまう」と話していた佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチも、この日の2人の出来には手応えを感じている様子。「誠司は今年やろうとしていることに最も反応してくれている。ニュービルはもともとこじあける力を持っている。すごいな、と周りが任せきりにしないことが大事」と話した。
なお宇都宮は、12月13日に行われる3次ラウンドで、同じB1の名古屋ダイヤモンドドルフィンズとアウェーで対戦する。