ベルテックス静岡がホームで迎えた西地区首位・福岡との2連戦初戦を80-73で制した。75-72の第4クオーター(Q)残り28秒。SG山田安斗夢(25)のパスからCジョン・ハーラー(24)が豪快なアリウープを決め、勝負あり。本拠地を大歓声が包んだ。ファクンド・ミュラー監督(50)も「すごい試合だった」と興奮気味に振り返った。

山田が金星を呼び込んだ。無得点と精彩を欠き第3Qはベンチを温めたが、第4Q開始から再びコートに立った。「前半がダメだった分、やってやるぞという気持ちだった」と全開。同Qだけで3点シュート1本を含む12得点を決めた。背番号「0」に引っ張られるように、チームも躍動。一時は最大10点差をつけられる場面もあったが、勝負どころで強敵を上回った。

今月6日。チームがB1ライセンスの申請を見送ったことを公表した。今季、成績を残しても来季のB1昇格はなくなった。それでも、PF加納誠也主将(34)は「やることが変わるわけではない。優勝を目指している」とキッパリ。その思いをコートで体現した。

今日10日も同じ会場で福岡と対戦する。加納は「連勝に挑戦できることは大きい。一丸となって、勝利を目指したい」。山田も「今日ダメだったことを修正して、しっかり勝つ準備をしたい」と力を込めた。【前田和哉】