全国高校ラグビー大会(27日開幕、大阪・花園ラグビー場)の新潟県代表、北越(25大会ぶり2度目出場)が花園初勝利、そして3回戦進出を狙う。本番まで武器のFWを中心にした戦い方を磨き上げ、勝ち切ることを追求する。28日の1回戦、明和県央(群馬、2大会連続10度目)を突破すれば、2回戦(30日)は前回準優勝の報徳学園(兵庫、8大会連続49度目)に挑む。
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北越にとって四半世紀ぶり、もちろん現メンバーは初の花園。「対戦相手が決まってから一段とチームが一丸になった」。フッカー大橋武生主将(3年)はムードの良さを感じている。1回戦の相手、明和県央は自身の出身地の群馬代表。「負けていられない」と個人的な思いは強い。それ以上に、「個々の能力は相手が上だが、自分たちの強みのモールや守備を曲げずに取り組んで行く」とチームの結束を重視した。
増田宇宏監督(34)も群馬県出身。「縁がある」と明和県央との初戦に苦笑い。今年は機会がなかったが、例年練習試合をする間柄だ。「FWが勝ったら勝てる」と強みを強調する。もっとも目標はもっと高い。昨秋のチーム結成時に2回戦を突破しての花園での年越しを誓った。初戦を突破すれば、2回戦では報徳学園が待つ。大橋主将は「シード校に競り勝つためにやってきた。自分たちの中身を崩さないように」。98年の前回出場時は1回戦で天理(奈良)に7-71で大敗。部の歴史を塗り替え、さらに上を目指す。
新潟県大会決勝は3大会連続優勝を狙った開志国際をモール、ラックで崩して17-14で競り勝った。その後、目黒学院(東京)、秋田工、国学院栃木など花園常連校と練習試合。キックを使った陣地取り、密集でのペナルティー獲得、ラインアウトからのモールと精度アップを図った。大会直前も御所実(奈良)との合同練習を予定と直前までチーム力を磨く。
昨年末の奈良遠征では花園で試合を観戦した。大橋主将は「来年はここでやらなければと思った」。出場が決まってから、ホワイトボードに1回戦までの残り日数を記して練習した。カウント「0」の日、「自分たちのラグビーをする」と大橋主将。蓄積した思いを聖地で発散する。【斎藤慎一郎】
◆新潟県勢の大会成績 昨年度まで新潟工45回、巻5回、開志国際3回、新潟2回、新潟商2回、新発田1回、北越1回の6校が59回出場し、通算成績は41勝58敗3分け。群馬県勢との対戦は03年度の1回だけで、1回戦で新発田が樹徳に0-74で敗れている。


