赤髪男子選手が、ピンク髪女子選手のエールを胸に戦う-。

バスケットボール男子アジア・カップ(アジア杯)予選に出場中の日本(世界ランキング26位)は、25日の第2戦で中国(同29位)と対戦する。パリ五輪出場権を獲得した昨夏のワールドカップ(W杯)で奮闘した川真田絋也(25=B2滋賀レイクス)は、先発出場した初戦のグアム戦に続いて登録メンバーに入った。

そのグアム戦では、相手守備を妨げるスクリーンプレーなどで貢献。自身も6得点を挙げるなどしたが、「思っていた通りにはできなかった。リバウンドなど、もっともっとやっていきたい」。中国戦でさらなる活躍を期す。

昨夏の沖縄W杯直前、髪の毛を日本代表カラーの赤に染めて話題を集めた。Bリーグ開幕後も、赤ともピンクとも見える髪の毛を揺らし、コートを駆け回っている。

先日にパリ五輪切符を獲得した女子日本代表の吉田亜沙美(36=アイシン)は、髪の毛を鮮やかなピンクに染めて躍動した。男子日本代表合宿中にそのことについて尋ねられた川真田は「僕のほうが似合っている」と冗談まじりに口にした。すると、その記事を読んだ吉田がSNSで「私の方が似合ってます笑」とにこやかに返信。吉田は自身のカラーリングはピンクであることを強調したうえで、「レッドくん、頑張ってね~。めっちゃ応援してる」とエールを送った。

川真田は吉田の投稿を把握しているとしたうえで、「自分のほうが似合うなんて言わなければよかった…」と恐縮した表情。吉田との個人的な面識はないそうで、「だから僕は焦っているんです」と真顔で話した。先輩の比江島慎(33=B1宇都宮)に、「引用して返信したほうが良いですかね」と相談していたことも明かし、「でもびびっちゃって…。ちょっと怖くてまだ返信できていない」。そう口にした直後、「いや、怖いのは吉田さんではなく、ネットの反応のほうですよ!」とも補足した。

グアム戦で川真田がメンバー入りした直後、吉田は力こぶの絵文字をつけて「レッド君」とSNSに投稿するなどした。それを受けて川真田は「女子代表選手たちも、男子の記事を見てバスケのことを売り込んでくれている…と多分思う。個人としても代表としても頑張りたい」。尊敬する年上の女子選手からの激励に、かしこまりつつ感謝。ピンク髪の女子日本代表からのエールを力に変え、レッド君がさらに躍動する。【奥岡幹浩】