宇都宮ブレックスのベテラン竹内公輔(39)が11連勝をけん引した。

第1クオーター(Q)から全開だった。相手のシュートをブロックした直後、ほぼ中央から3ポイント(P)シュートを決める。その90秒後にも左コーナーから3Pシュートを入れ、ホームのブレアリをいきなり熱狂させた。

「1本目からいい感じで入ってくれたので、いいメンタルの状態をキープしてプレーできた」

前日の試合、特に前半は、SR渋谷の堅い守備の前に3Pシュートをためらう選手が多く、そのことをコーチ陣に指摘されていたという。竹内が先陣を切ったことでプレッシャーが緩和され、前日のように大きく後手に回らずに済んだ。

守備でも走り回った。日本代表のホーキンソンらビッグマンだけではなく、時には相手のポイントガード、クレモンズも追いかけ回した。「そこはつぶしにいこうという戦術だった」。あまりにも走りすぎて? 第3Qには自らベンチに下がって、ひと呼吸置くシーンもあった。

「息が切れてしまって、コーチに行って代えてもらった。20代のころのようにはできない」。とはいえ、26分以上プレーし、リーグでは自身最多となる1試合3本の3Pシュートを成功させたのだから、大したものだ。ビッグマンカルテットの1人、グラント・ジェレットの不在(コンディション不良)を全く感じさせなかった。

試合後の場内インタビューで、佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチは「今日は公輔が爆発的に決めてくれたおかげです」と切り出した。39歳の同級生に敬意を表したあと、収穫を2つあげた。

「前日はペイントエリアでの得点の確率が悪かったが、今日は改善して、より深みのあるバスケができた」

第1戦、フィールドゴール成功が7分の1しかなかったフォトゥが、この日は9分の8を成功させて22得点。3Pシュートもチーム全体で15本成功させるなど、バラエティーに富んだ攻撃ができた。

また、比江島とニュービルがファウルトラブル(ともに4つ)に見舞われ、プレータイムを削られたが、「そういう厳しい状況の時に誠司(鵤)がドライブしてこじ開けてくれたり、紳司(高島)が3ポイントを決めてくれた。40分間、引き締まった内容だった」(佐々ヘッドコーチ)。得点源の2人を欠いたり、2人が不調だった時に残りの選手たちでどうフォローするか。それが課題の1つだっただけに、手応えを感じる内容だった。

竹内が言う。「2試合ともチャンピオンシップみたいな雰囲気だった。昨日の前半は受け身になったけど、そこから60分間は自分たちのバスケができた。シーズン序盤に比べてチームは成長している」。このまま地区Vまで突っ走りたい。【沢田啓太郎】