レジェンド葛西紀明(53=土屋ホーム)が逆転での26年ミラノ・コルティナ五輪代表入りに望みをつないだ。札幌3連戦最終戦、男子成年で合計228・2点の7位。W杯下部大会のコンチネンタル杯(C杯)の代表争いに残った。最終選考会となる23日のサマージャンプ山形蔵王大会で代表入りを狙う。優勝したのは今季初戦の小林陵侑(28=チームROY)、女子は複合の葛西春香(21=早大)が制した。
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葛西が53歳で9度目の五輪に臨む可能性を残した。3戦連続の1ケタ順位。1回目にK点越えの129メートルで5位、2回目は120メートルと距離を伸ばせず、「まあ、こんなもんですかね。悪くもなく、良くもなく」と振り返った。
飛び出しが課題で、力を入れるタイミングが「1本目は大丈夫だった。2本目は早かったかもしれない。あれ~?」と首をひねった。5位だった2日の札幌市長杯大倉山がラージヒル今季初飛びで、130メートルをマークした。この日の2回目のスタート位置は前日の設定より3・5メートル低かった。「もうちょっと風が欲しかった」と悔しがるも「(ゲート)12番で120メートルは立派」と納得した。
札幌3連戦は、9月からのC杯(ドイツ2大会)の代表選考に関わる試合だった。4代表のうちの1枠を争う。夏の国際大会グランプリ(9日開幕、フランス・クーシュベルほか)への派遣が決まっている選手をのぞき、上位6人に入れば、最終選考会となる23日の蔵王での試合での一発勝負にエントリー。8、5、7位だった葛西は、総得点で竹内択や中村優斗らライバルの中で最上位で最終選考会につなげた。
秋の全日本選手権でのW杯代表入りを目指しているが、C杯に参戦してW杯の出場枠を狙う方法もある。「講演あったかな?」と、C杯期間中の自身のイベント出演予定を気にするジョークも、「蔵王では勝てそうな気がする。選ばれたら行きます」と気合を入れていた。【保坂果那】


