五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが、五輪シーズン開幕戦で優勝した。決勝でSC軽井沢クに8-3で完勝。9月のミラノ・コルティナ五輪代表決定戦(10~14日、北海道・稚内)で、12月の五輪最終予選(カナダ)への切符を争うライバルを1次リーグ(L)に続いて撃破。負けなしの6連勝で頂点に立った。昨季は優勝ゼロだったが、今季は初戦Vを達成。来月の決戦と同じ会場での“前哨戦”を勝ち切り、3度目の五輪へ好発進を切った。

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昨季一度もなかったロコ・ソラーレの笑顔が、いきなり初戦ではじけた。五輪切符を争うSC軽井沢クを制圧。1次Lから負けなしの6連勝。持ち味の勝負強さがよみがえり、スキップ藤沢五月(34)は「シーズン初戦でいいスタートができた」と喜んだ。

1日の1次Lでは6-1で圧勝。この日も変わらず攻めた。先制を許したが、第2エンド(E)に2点を加点。第4Eには石を多くためて3点を奪うと、不利な先攻の第5Eにも1点。第7Eには藤沢が繊細なラストショットを披露し、2点をキープ。5点差で相手に負けを認めさせた。

昨季は17戦に臨み、優勝なし。1次Lは突破できても、勝ち切れなかった。今季は宇宙飛行士の野口聡一さんを招へいし、メンタル面を強化。来月の決定戦の舞台にもなる稚内で事前合宿も行い、万全の準備で臨んだ。「課題の決勝トーナメントでの安定したパフォーマンスを発揮できた」と早くも成長を見せた。まだ初戦だが「体感としてはシーズン中盤くらい。パフォーマンスが良い実感がある」と自信をのぞかせた。

18年平昌で銅メダル、22年北京で銀。悲願の金へ、来月の決定戦は負けられない。フォルティウスを加えた3チームで、最終予選切符を争うが「残り1カ月、これまで以上に濃厚な時間を過ごしたい」と見据える。決戦前に、残り2戦を北海道で戦う。7日からはどうぎんカーリングクラシック(札幌市)に臨む。「9月もホームの気持ちで臨みたい」。1カ月後、この氷の上で再び笑顔を見せる。