女子日本代表ロコ・ソラーレが開幕3連勝を飾った。延長戦(エキストラエンド)の末に10-9でノルウェーを撃破。第1戦スイス、第2戦韓国に続いて、強豪国を破った。
3-6で迎えた第7Eでは一挙4得点で逆転。続く第8Eでは不利な先攻で2点をスチールし、リードを広げた。ただその後は、第9Eに2点、最終第10Eに1点を許し、エキストラエンドに突入。有利な後攻の第11Eでハウス(円)の中心に石を集め、1点を奪って勝ち切った。
SNSで話題となっているのが、今大会加入しているリザーブ小穴桃里の起用。この試合ではサードを務め、リード吉田夕梨花、セカンド鈴木夕湖、スキップ藤沢五月の布陣で臨んだ。X(旧ツイッター)では金髪にメガネ姿がトレードマークの小穴の登場に「びっくりしました おー!そう来たかという感じです」「小穴選手も出場していたんですね」「小穴さんサードで出たんだ!!」「まさか小穴-藤沢の関係が実現するとは」などの声が上がっている。
なぜ混合ダブルスを主戦場としている小穴が、ロコ・ソラーレに加わっているのか。今月10日のオンライン取材によれば、昨年12月のミラノ・コルティナ五輪最終予選敗退後にロコ・ソラーレから声をかけたという。小穴は「4年のサイクルが1つ終わったタイミングで、次の4年でどういう頑張り方をするのがいいのか考えている時に、ちょうど声をかけていただいた」と説明。「今後こういう形でプレーできるかは分からないけれど、可能性の1つとしてチャンスだなと思ったので、お話を受けさせていただいた」と明かしている。
小穴はもともと4人制の富士急で活躍し、18年世界選手権にも出場経験がある。オファーをしたロコ・ソラーレの吉田知那美は「ずっと同じメンバーでカーリングをしているので、新しい風は間違いなく選手としての成長にしかつながらない。新しいスキル、知識を得られる」と理由を説明し、藤沢も「ショットを決める力が大切で、それを本当にうまく決めているのが桃里ちゃんだと、前からチームで話していた。試合中の雰囲気が本当に楽しそうで、見ていてうらやましいと思うくらい、プレーの仕方は本当にリスペクトできる部分もあって桃里ちゃんに声をかけた」と話していた。
“助っ人”も加わり、いきなり3連勝発進と勢いに乗るロコ・ソラーレ。現時点で3勝0敗のカナダ、2勝0敗のトルコとともに首位に立っている。次戦は日本時間17日午前5時からトルコと対戦する。
◆小穴桃里(こあな・とうり)1995年(平7)5月25日、山梨県甲府市生まれ。8歳から競技を始め、駿台甲府中3年時に、チームフジヤマ(富士急)の発足に参加。14年日本選手権に初出場。18年に初優勝。同年世界選手権に出場。22年7月に富士急を退団し、10月に第1子となる長女を出産。青木豪との混合ダブルスに専念し、25年12月にミラノ・コルティナ五輪最終予選に出場も敗退。


