W杯8強に向け、歌で一致団結だ!!

ラグビー日本代表候補合宿は1日、都内で第4クールを打ち上げ、W杯に向けた「チームソング」が初お披露目された。

実戦を想定した強度の高い攻守の全体練習を終えると、いつも通り選手とスタッフが円陣を組んだ。突然、プロップ山本幸輝(28=ヤマハ発動機)が輪の中央に入り、“指揮者”となった。手拍子しながら、選手らは米歌手ジョン・デンバーの名曲「カントリー・ロード」を替え歌にしたチームソングを大熱唱。徐々にテンポも速くなり、声量も増していった。

<歌詞>ビクトリー・ロード この道 ずっと 行けば 最後は 笑える日が 来るのさ ビクトリー・ロード

チームソングは、試合後や遠征最終日などの節目ごとに全員で歌う目的で作られた。15年W杯前には、フランカーのツイがボブ・マーリーの「バッファロー・ソルジャー」の替え歌をチームソングにして士気を高めた。今回はムードメーカーの山本が数日かけて選曲し、仲間の協力を得て作詞してこの日朝に完成させた。山本は「みんなが知っている歌で『W杯に向けた思いを信じてやっていけば最後は必ず笑えるよ』という思いを込めた」と説明した。

チーム内でも好評で、ジョセフHCもお気に入りという。フッカー堀江も「早い時期に出来たのは良いこと」。プロップ稲垣は「さらにチームが一丸となれる」と満足げ。チームは“必勝ソング”を携え、4日からの千葉・浦安合宿を経て、10日から沖縄合宿に向かう。【峯岸佑樹】