ラグビー日本代表は30日、パシフィック・ネーションズ杯トンガ戦(8月3日、大阪・花園ラグビー場)に向けて大阪・堺市内で全体練習を行った。

チームは19年テストマッチ初戦となった、27日のフィジー戦を34-21で快勝。

2連勝を目指してプロップのバル・アサエリ愛(30=パナソニック)、ロックのヘル・ウベ(29=ヤマハ発動機)が母国トンガとの戦いに気持ちを高ぶらせた。

トンガから来日後、埼玉・正智深谷高、埼玉工大でキャリアを積んだバルは「(相手を)5人ぐらい知っている。先輩も後輩もいる」とニッコリ。拓殖大から日本のラグビーで成長を遂げたヘルは「トンガとやる時はお兄さんたちと一緒に試合をする気分。彼らよりも上回りたい。打ち負かしたい」。9月に開幕するW杯への貴重なアピールの場を、無駄にしない。

この日は午後から堺市内の障がい者支援施設などを訪問し、地域との交流を深めた。声援も力に変え、日本ラグビー界の聖地で暴れ回る。