ラグビーW杯(ワールドカップ)フランス大会が8日、開幕する。日本(世界ランキング14位)の1次リーグ初戦は10日のチリ(同22位)戦。代表33戦士の特徴を、帝京大出身のラグビー芸人しんや(33)がキャッチフレーズで表現。名鑑カードに仕立て紹介する。【取材・構成=松本航】

<フォワード編>

◆プロップ

稲垣啓太

「笑わせたい男」

4年前に「笑わない男」として定着。3大会連続出場のW杯を笑える大会に

クレイグ・ミラー

「プロップの鑑」

会計士の資格を持つ献身的なFW第1列。そのプレー姿勢は代表の“ミラー”

シオネ・ハラシリ

「シオネ!ハンパネ~!」

今年からプロップに本格挑戦。トータルテンボスの「ハンパねぇ」とかけて

具智元

「スクラムの申し具」

文字通りスクラムの申し子。スクラムの勝敗を左右する右プロップでの安心感

垣永真之介

「吠える闘魂」

スクラムを押して、ほえる姿は代名詞。燃える闘魂をほえながら体現できるか

バル・アサエリ愛

「はにかみ王子」

大きな体でよくはにかむ。2大会連続出場でフィールドもスクラムも信頼あり

◆フッカー

堀江翔太

「ラスボス“最高到達点”」

試合の流れを変える37歳のラスボス。アニメ「ワンピース」の新曲とかけて

坂手淳史

「必殺ピラニアタックル」

出身の京都成章高名物「ピラニアタックル」。群がるように襲いかかる中心に

堀越康介

「帝京フッカー3兄弟末っ子」

フッカー3人全員がしんやも巣立った帝京大出身。4年前落選の悔しさ込める

◆ロック

サウマキ・アマナキ

「リアル・ロックへ進化の巻」

トンガから来日し初めはWTB。尊敬されるロックをリアル・ロックと呼ぶ

ワーナー・ディアンズ

「一番若くて一番デカい」

大学3年生の年代の代表最年少21歳でチーム最長身の201センチ。シンプルに命名

◆ロック/フランカー

ジャック・コーネルセン

「豪州のサラブレッド」

父グレッグさんは元オーストラリア代表のレジェンド。息子も初のW杯で続く

アマト・ファカタバ

「実は私、双子なんです」

双子の兄ファカタバ・タラウ侍も同じBR東京所属。弟ソセフォは横浜在籍

◆フランカー

ベン・ガンター

「ガンガンがんたちゃん」

ガンガンいくプレースタイル。NHK「ざわざわ森のがんこちゃん」にかけて

下川甲嗣

「ジャパンヤングラガーズ」

24歳の若さでW杯直前にメンバー入り。出身は福岡・草ヶ江ヤングラガーズ

姫野和樹

「キャプテン・ジャッカル」

武器は4年前に根付かせたジャッカル。主将となりキャプテン・アメリカ風に

福井翔大

「パーマの風雲児」

本人いわく髪形はドレッドではなくパーマ。この夏で評価が急上昇した風雲児

ピーター・ラブスカフニ

「誕生日はワンワンワン」

頼れる主将経験者の誕生日は89年1月11日。縁起の良い男はリーチと同い年

リーチ・マイケル

「現在最強進行形」

前回W杯後に股関節などを手術。34歳は心身が充実した状態で4大会連続W杯

○…キャッチフレーズを考案したしんやもフランスに乗り込む。芸人5年目。国内外自身初の1人旅で「日本代表が歴史を塗り替えるのを見たい」と鼻息を荒くした。懸念は財布事情だったが、和牛の川西賢志郎(39)や令和ロマンらから支援を受け、代名詞の赤のジャージーに“メインスポンサー”名を貼った。芸人仲間からの後押しを胸に「まるで『俺が代表で出るんか!?』というぐらいの熱量。あとは流れに乗るだけです」。日本代表の全日程終了まで、現地で追い続ける。

◆しんや 本名・松永真也(まつなが・しんや)。1990年(平2)5月21日、大阪市生まれ。東生野中でラグビーを始め、大商大高、帝京大とFW一筋。帝京大では日本代表CTB中村が1学年、SH流が2学年、フッカー坂手が3学年下の後輩にあたるが、自身は自称3軍。卒業後は一般企業に勤めたが18年春にNSC(1年制)入学。大阪校41期生による卒業イベントで129組の頂点に立つ。現在の活動拠点は東京。186センチ、110キロ。

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