<水泳世界選手権:女子飛び込み>◇22日◇上海

 女子3メートル板飛び込みの準決勝で、渋沢小哉芳(さやか=27、セントラルネクスト21)は294・60点の14位に終わって上位12人による決勝に進出できず、ロンドン五輪の出場枠も獲得できなかった。馬淵優佳(16=JSS宝塚)は予選33位で敗退。

 渋沢は五輪出場枠に一歩届かなかった。4回目の演技を終えて決勝進出圏内の12位だったが、最後の5回目に得意技の入水がやや乱れて逆転され「最後のミスがいけなかった。入水に迷いがあった」と悔やんだ。

 遅咲きの27歳は、力強い踏み切りからのダイナミックな演技が持ち味。トップの中国勢と変わらない難易率の技に挑み、課題の正確性を磨いてきた。周囲がミスで脱落する中、我慢強く戦ったが「もっと確実に決められるようにしたい」とさらなる成長を誓った。