<高校野球秋季東京大会:二松学舎大付9-3日大三>◇9日◇準決勝◇神宮

 二松学舎大付が日大三に大勝し、決勝に進出した。来春センバツに大きく近付いた。

 1点を追う3回、4連打で2点を奪い逆転。無死満塁から5番秦匠太朗外野手(2年)が右翼スタンドに飛び込む満塁本塁打を放ち、6-1とした。日大三先発の三輪投手はこの日148キロを記録したが、ここで降板した。

 秦は184センチ、95キロのスラッガー。1年夏の東東京大会で3試合連続本塁打を記録し、今夏も5回戦で本塁打を放っている。この日の1発で高校通算34本塁打とした。秦は「打ったのは外角低めの真っすぐ。(三輪は)球が速いので、コンパクトに振ろうと思っていた。後ろにつなごうと思った」と振り返った。

 市原勝人監督は「秦は調子が戻ってきた。高め、低めのボール球を振らなくなってきた。(日大三に)ようやく勝つことができた」と語った。10日に関東第一と決勝戦で対戦するが「気負わずにやりたい」と話した。