<3月22日センバツ開幕:菊川

 連覇への道(23)>

 常葉学園菊川(静岡)が10日、菊川球場で今季5試合目の練習試合に臨み、5-1で昨春センバツ出場の強豪・日大藤沢(神奈川)に勝利した。ここまで1試合平均4・5安打と絶不調だった打線が、今季初の2ケタ10安打。15三振を喫するなど課題も残ったが、徐々に光明が差してきた。

 雨上がりの空と同様に、湿りっ放しだった菊川打線にもかすかな光が差し込んだ。1回に4番酒井嵩裕遊撃手の左中間二塁打で先制。2回に1番中川雅也右翼手(ともに2年)が左越え2点適時二塁打すると、4回には3安打で2点を追加。先制、中押し、だめ押しと、展開は理想的だった。

 ここまで無安打だった2番町田友潤二塁手(2年)と8番栩木雅暢捕手(1年)にも初安打が飛び出し、今季初の2ケタ安打で最多の5得点。一方で15三振を奪われているだけに、森下知幸監督(46)は「まだグズグズしている。体が反応していない」と厳しく評価。簡単に第1ストライクを見逃す姿勢を問題視した。先制打の酒井が「まだ無心で振れない」と話すなど完調ではないが、徐々に結果は出始めた。

 この日もプロ2球団が視察に訪れたエース戸狩聡希(2年)ら、投手陣の仕上がりは順調そのもの。後は強力打線の完全復活を待つだけだ。【斎藤直樹】