巨人は20日、21日発売の「週刊文春」に原監督の記事が掲載されることを受けて記者会見を開いた際、「ファンの皆様へ」「清武さんへ」と題する原監督の2通のメッセージを発表した。

 また、巨人が記者会見したことや、原監督の2通メッセージが発表されたことを受けて、前巨人GMの清武英利氏は「原監督報道に関するコメント」を発表した。

 以下は、原監督が発表した、清武氏へ向けたメッセージ全文(原文まま)。清武さんへ

 巨人軍の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いでいます。たくさんの暴露が行われ、巨人軍関係者を混乱させ、選手、OBを苦しませています。私は監督という立場で心を痛めてきました。

 こんなことがなぜ続くのか。清武さんのほかに、いったいだれがいるのか。

 今回は、私のことで良かったと思っています。

 巨人軍の低迷期に清武さんと会い、同じ釜の飯を食い、同じ目的に向かって、悔しい時も、うれしい時も本気で涙を流してきました。ファンに愛され、強くある巨人軍をめざし、リーグ3連覇、日本一も成し遂げました。

 巨人軍を育て、守り、築いてきた偉大な先輩方がたくさんいられます。未来へ夢をつなぎ、巨人軍の発展を願っている方もたくさんいられます。清武さんもその一人だと信じます。

 巨人軍の一員だったことを誇りとして、これからも歩んでください。

 まだ間に合います。原辰徳