<オリックス4-8ロッテ>◇27日◇京セラドーム大阪

 天才野球少年の勝ち!オリックス対ロッテの試合前の復興支援イベント「1打席真剣勝負」で、天才野球少年伊藤英二投手(13)とオリックス糸井嘉男外野手(31)が対決。ファウルチップの空振り三振に終わった。

 通常のマウンドより約4メートル前方から投球し、四球なしの特別ルール。「緊張しました」と話す伊藤投手は初球から3球続けてボール。119キロの直球で見逃し、ファウルで追い込んだ。そこから4球続けてボールとなり10球目の119キロでファウルチップの三振を奪った。「スイングがすごくて、思ったところに投げられませんでした」と悔しがった。

 伊藤投手は宮城県仙台市在住。12年の全日本リトルリーグ野球選手権で18人全員を三振に打ち取り完全試合を達成した怪物右腕だ。夢の対決を終えた伊藤投手は糸井からリストバンドとバットをプレゼントされ「この舞台に戻ってきて、糸井選手と対決したい」と笑顔だった。