<ヤクルト3-4DeNA>◇7日◇神宮

 DeNA松本啓二朗外野手(28)が勝負強さをみせた。2点を追う8回2死一、二塁で代打で登場。カウント1-2からヤクルト小川の内角143キロを左前に運ぶ適時打を放った。

 この回の逆転劇につなげる一打に「追い込まれたので(バットに)当てれば何とかなるんじゃないかと思った。いいところに飛んでくれました」と笑顔をみせた。

 その裏の守備位置は、柳田の負傷離脱などもあって、本職の外野ではなく一塁。今季2軍では14試合で守っていたが、1軍では初。念のため、球場にファーストミットは持参していたが、クラブハウスに置いてあったため、球団スタッフが急きょ取り行くドタバタもあった。

 9回には、失点にはつながらなかったものの失策を記録してしまい猛省。「浮足立ってしまったところがあって…。(投手の)三上に申し訳なかったです」と、頭を下げていた。