大逆転ならぬ「ダル逆転」だ。ソフトバンク杉内俊哉投手(27)が2日、タイトル奪取に最終戦7三振のノルマを課した。今季ここまで202奪三振で、リーグ1位の日本ハム・ダルビッシュとは6差。先発予定の7日楽天戦(Kスタ宮城)に自身初となる奪三振王のタイトルをかける。この日、神戸から福岡に移動した杉内は「狙うしかないでしょう。7個ですね」と珍しくタイトルを意識した。

 1日オリックス戦は8敗目を喫しながら今季最多13三振を奪った。トップと3差と思われたが、同日中継ぎ登板したダルビッシュも3三振を奪った。ハードルが上がる形となった杉内は「200イニングを投げたかったんでしょうね」と気にはしない。この日午前のJR新神戸駅でも、投手陣の話題は奪三振王争いだった。「7個やろ?

 いける、いける」と篠原に声をかけられた杉内は「じゃ、いかしてもらいますね」とリリーフ陣に“休息”をお願いしていた。

 もちろん三振以上に欲しいのは白星だ。「とにかく勝ちたいんですよ。三振をとるよりも、です」。充血した目は寝起きのせいだけでなく、今季最終戦への士気の高まりでもあった。【押谷謙爾】