今季限りで辞任するソフトバンク王貞治監督(68)のラストゲーム(7日楽天戦)に、マリナーズ城島健司捕手(32)が観戦に駆け付けることが3日、明らかになった。王監督を「野球界の父親」と慕う城島が、最後のユニホーム姿を見届けようと、球団関係者に観戦希望を伝えたという。故障で戦列を離れている小久保裕紀内野手(36)斉藤和巳投手(30)川崎宗則内野手(27)も仙台遠征への帯同が決定。苦楽を共にし、王ホークスの黄金期を支えてきたタカ戦士が、王監督の花道を飾る。
王監督の最後の勇姿を、この目に焼き付けたい。王監督を「野球界の父親」と慕う城島が、ラストゲームを観戦するため杜(もり)の都に駆け付ける。王監督の辞任決定後、城島は球団関係者に電話連絡を入れ、今季最終戦となる7日の楽天戦(Kスタ宮城)の観戦希望を申し入れたという。9月23日に王監督が今季限りでの辞任を発表した際には「個人的には1日でも長く現場に、と望んでいた。体調のことも心配だが、王さんはユニホームを着ているところが一番格好いい」とコメントした。城島はその思いをすぐに行動に移していた。
王監督がダイエー監督に就任した94年オフのドラフト1位で、城島はプロの世界に入った。入団から2年間は2軍で英才教育を施し、プロ入り3年目に、城島を正捕手に抜てきしたのも、王監督の決断だった。「今の僕があるのは王さんのおかげ。野球界の父のような存在です」と城島は断言する。06年に王監督が胃がんの手術を受けた際には都内の病院へ見舞いに訪れ、現場復帰した昨年2月の宮崎キャンプにも足を運んだ。「やっぱり監督はユニホーム姿が一番、似合う。僕もあんなプレーヤー、ユニホームが似合う選手になりたい」と王監督のユニホーム姿に感銘を受け、米国でのプレーの糧にしていたほど、王監督を慕ってきた。
ダイエーのBクラス時代から99年の初日本一、そして00年のリーグ連覇、03年の日本一奪回、と王監督のホークス人生をともに歩んできた愛弟子たちが、仙台に集結する。故障で戦列を離れている小久保、斉藤、川崎の遠征帯同も決定した。相手の楽天球団は王監督の退任セレモニーを予定している。ベンチから、スタンドから注がれる熱い視線を一身に受け、王監督がいよいよプロ野球人生最後のユニホーム姿を披露する。




