気持ちはもうキャンプイン-。広島の梵英心内野手(28)が18日、キャンプ地の沖縄に出発した。“先乗り”でみっちり自分を追い込むつもりだ。昨季は不本意なシーズンだった。雪辱を期し、昨年12月には古巣・日産自動車で1日1000スイングを振り込んだ。「沖縄でもそれぐらい振りたい。無休でやります」と意気込みは十分だ。

 「今日からガンガンやる」。1人で飛行機に乗り込む前、もらした短い言葉に気持ちが込められていた。今季にかける思いがうかがえた。到底納得できないシーズンを送った昨年。97試合の出場で打撃成績は過去最低…。契約更改では初のダウン提示にも黙って判を押した。

 2月1日に始まる沖縄キャンプに約2週間早く現地入りする。「暖かいところでやった方が、早く仕上がる。あっちでは時間を無駄にしたくない」。今オフは猛練習を自分に課した。昨年12月には古巣・日産自動車で1日1000スイングを振った。走り込みも欠かさなかった。1週間の滞在で、合計6000スイング。それを沖縄でも継続する。

 「毎日1000?

 それぐらいはやりたい。かなり長い時間練習するつもり。キツイことをやります」。午前中はランニング中心。午後から打ち込みなどの技術練習。とにかく、追い込んで追い込んで、キャンプを迎える。「自分はなかなか体ができないので。肩を作って、次に下半身を鍛えて。気持ちは今日からキャンプインです。2月1日には100%でいたい」。

 昨年からメープル素材のバットを使用している。反発力はあるが、ボールをとらえるのが難しいとされている素材。結果的に成績を残せなかったが、今年もメープルで臨む。「違和感はない。他の素材だったら(バットが)折れるところが折れない。強い打球を打ちたいというのがある」。

 昨年は三塁打がゼロ、本塁打が1本。打率も2割2分台だった。“強い打球”を取り戻すために、南国の地で徹底的に振り込む。「基本的に休みはとりません」。最後に言った言葉にも決意がにじんでいた。【網

 孝広】

 [2009年1月19日12時33分

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