復活へ、1歩前進だ。右肩リハビリ中のソフトバンク斉藤和巳投手(31)が17日、福岡市の雁ノ巣球場でブルペンに入り、立ち投げで35球を投じた。3日前の14日には“極秘”で昨年12月10日以来となるブルペン入りを果たしていたことも明かした。まだ今後の見通しは立たないままだが「中93日」から「中2日」へとピッチを上げ、着実なステップアップを見せた。

 暖かな日差しを浴び、背番号66が白いプレートの上に立った。1球1球、感触を確かめながら右腕を振るう。直球だけを35球。「まだまだ。今の状態でどれだけ投げられるか試しているところ。(前回のブルペン入りから)2日空けてるからね」。控えめな表現ながら、白い歯も見せるなど表情は明るかった。

 実は14日にも今年初となるブルペンへと足を踏み入れていた。当日は1、2軍ともに遠征中。静まりかえった西戸崎室内練習場で約30球を投じたという。前回が94日ぶりだったのに対し、今回は3日ぶり。短くなった間隔が、状態の上向きを物語っていた。

 まだ具体的な見通しが立たない状況に変わりはない。今後については「今日投げてみて、明日どうなるか。明日は明日。状態を見ながらになる」と従来通りの説明を繰り返した。見守った斉藤2軍投手コーチも「ボールにもスピンがかかっていたけど、まだキャッチボールの延長。すんなり投球練習に入れるとは思わない。焦ることもない」と慎重な見解を示した。あくまでも目指すのは完全復活。牛歩のような速さでも、1歩ずつ前へと進むだけだ。【太田尚樹】

 [2009年3月18日13時5分

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