広島栗林良吏投手(29)が抜群の制球力でDeNA打線を封じ込めた。7回82球で降板。許した安打はわずかに3本だけだった。6三振無四球無失点の好投で今季3勝目をマークした。

「今日はどれだけ点を取ってもらっても、点差に関係なく投げたいと思っていた。そこの意識が良かったのかなと思います」

勢いのあるDeNA打線。1本出るだけでつながるケースがある。7回1死、先頭の宮崎敏郎内野手(37)に左翼フェンス直撃の二塁打を許した場面、栗林はスイッチを入れた。「1点オーケーじゃなく、自分の中ではランナーを返さないと思って投げていた。本当は良くないかもしれないですけど。、ドンドンドンって点が入るより、ゼロで守ることを意識して投げていました」。ピンチの拡大を防ぐことを強く意識。要所を締めて勝利に導いた。

防御率は0・96となったが、栗林の中では重きを置いていない。「全然気にしていないです。10点台でも20点台でも、10勝できれば別に。自分が投げた試合でチームが勝てるようにというのが僕の今年の目標なので。エラーで出したランナーとか、自責じゃなかったらいいのかと思う。防御率より、投げた試合でチームが勝てるような投球ができればなと思っています」。

今年から先発に転向した。雨天中止による登板日の変更も経験した。投球スタイルも、コンディション管理も、抑え時代とは全く違う。でも、ここまで最善の準備をしながら対応している。新井貴浩監督(49)も「先制した後もしっかり抑えているし、要所要所で抑えている。ポイントになる場所で。安心して見ていられました。先発は初めてだけど、たいしたものだと思います。本当に頼りになります」と全幅の信頼を置いている。

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