横浜から移籍した西武工藤公康投手(46)が6日、94年以来となる古巣の西武第2球場で始動した。懐かしい施設に囲まれ、初投げなど約4時間の練習をこなした。友人のランディ・ジョンソンの引退を伝え聞くと「どっちが長くやるかみたいなことも言ってたのに…。残念です」とショックを隠せなかった。

 約10年前に自主トレ先の米アリゾナで出会い、日米を代表する左腕として意気投合した。「303勝はすごい。先発が中4日で回る過酷なメジャーで22シーズンも投げきった。10シーズンやった野茂が化け物と思ったけど、ランディはスーパーマン。努力があそこまでさせた」とたたえる言葉は後を絶たなかった。

 同い年は心の支えでもあったが、工藤のハートはまだ燃え尽きていない。この日は朝7時すぎから練習を開始した。誰もいないグラウンドで40分以上黙々と走り込んだ。ネットに向かって投げた183球に、現役への思いをつめこんだ。「ランディにはお疲れさんと言いたい。オレは今年も頑張ります」。新たな決意も胸に29年目のシーズンを迎える。【柴田猛夫】

 [2010年1月7日9時15分

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