本家から「古田2世」のお墨付きが出た。ヤクルトの沖縄・浦添キャンプに6日、前監督の古田敦也氏(44)がテレビ収録のため訪れ、高卒2年目の中村悠平捕手(19)を絶賛した。昨年10月の巨人戦で、俊足鈴木の二盗を刺す強肩を生で見た古田氏は「(送球は)何も言うことない。ちゃんとフットワークを使ってやるタイプ。印象に残るね」と太鼓判を押した。

 初対面にもかかわらず、約30分にわたって直接指導も行った。キャッチングや右方向への打撃、投手とのコミュニケーションの重要性などをアドバイス。小5から捕手一筋の中村は、あこがれの大先輩からの助言に「得することばかり。開幕1軍という、でっかい目標に向かっていい勉強になった」と興奮気味に話した。高田監督も「相川よりも打撃がいいとなれば分からないよ」と高評価。“おメガネ”にかなった成長株が正捕手争いに殴り込む。【由本裕貴】

 [2010年2月7日8時49分

 紙面から]ソーシャルブックマーク