オリックスのドラフト1位左腕、古川秀一投手(22=日本文理大)が6球でリリーフ生き残りをアピールした。沖縄・宮古島キャンプの11日、紅白戦で白組の3番手で登板。大村を「7~8割の力でした」という初球、139キロの外角直球で左飛に打ち取った。バルティリスはカウント2-1からカットボールで三ゴロ、日高は初球カーブで右飛。1回無安打無失点と上々のデビュー。岡田監督は「自主トレからブルペンで使えそうやなと見てて、最初の実戦で、思っているくらいに投げてくれた」と第1関門で及第点を与えた。

 ロッテ、巨人、阪神のスコアラー陣がチェックする中、指揮官を一安心させた古川は「3人で終われて良かった。ブルペンで30球投げたのですが、もう少し少ない球数で肩を作れたら。これからです」と救援投手としての自覚も高めた。中継ぎの整備が課題のチームで新戦力が存在を示した。

 [2010年2月12日11時12分

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