<阪神5-1中日>◇1日◇甲子園

 阪神城島健司捕手(34)がトドメ弾をぶっ放した。2点を勝ち越した8回2死一塁、高橋の147キロ直球を打ち砕いた。左翼への着弾を見届けるとバットをポーンと放して、喜んだ。2試合ぶりの13号2ランで試合を決着させた。

 「ちょっと先だったけど、バットがいい角度で入った。今日の(右から左の)風なら大丈夫と思った」

 揺るがない自分のスタイルを持っている。打撃練習ではホームベースから一足分の距離を測って立ち位置を決める。米国時代から始めた習慣で「米国はバッターボックスが適当で球場によって線を引かないところもある。ベースが曲がっていたりもするからね」。プロとして自分の感覚を信じて、貫く。周囲や環境に惑わされない強さがある。

 中日へのリベンジに成功した。6月30日は1-2で惜敗して「いいリードじゃなかった」と反省した。この日は中軸3人に4四球を与えたが、失点はブランコのソロによる1点のみ。「今日は逃げられるところは逃げて、という感じだった。1点勝負だったので、一歩間違えれば大量失点ですけどね」。投手陣を粘り強くリードし、終盤の逆転劇を呼び込んだ。

 何よりも勝利を喜んだ。「安藤が久しぶりに戻ってきて(吉見に)『絶対負けないぞ』という気持ちがあった。8回の逆転が大きいよ。僕のホームランはおまけだけど、新井がプレッシャーがかかった中でよく打った。そのプレッシャーがかかる場面を作ったのは安藤です」。復帰戦で好投した開幕投手の復活を喜んでいた。【益田一弘】

 [2010年7月2日11時31分

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