<日本ハム0-4オリックス>◇25日◇札幌ドーム
オリックスが5年ぶりに日本ハムに2戦連続完封勝ちし、3連勝を決めた。T-岡田外野手(23)の15号ソロなど主軸で3点を挙げ、アルフレッド・フィガロ投手(27)-平野佳寿投手(27)-岸田護投手(30)とつないだ。2位日本ハムに6連勝とし、3・5ゲーム差に急接近。後半戦の勝率は西武に次ぐ6割1分2厘。このペースで勝ち続ければ、2位でのCS進出が現実となる。
オリが来た、来た。日本ハムに3連勝。札幌では少数派のオリ党が客席で「今年は強いで
そらそうよ」の応援ボードを振って大はしゃぎした。1カ月前は7連敗で借金9。アッという間に今季最多の貯金5。まさに今が猛牛軍の旬だ。投打とも何が違うのか。
「そら両方やろな。投手の踏ん張りやなあ。打線もいいとこで1点、2点、追加点取ってな。投手も野手もいい試合展開やろ」
下降気配の日本ハムに3季ぶりの6連勝と、勢いの差を見せつける勝ちっぷり。岡田彰布監督(53)の顔に「そらそうよ」の文字が浮かんだ。
2回にT-岡田が先制ソロ。3試合すべて先手を取り、6回は後藤光尊内野手(33)、アーロム・バルディリス内野手(28)の適時打で加点した。「後藤がええとこで打ったし、最初のホームランも大きいよ」。この間に先発フィガロは7回3安打無失点と好投し、最後は勝利の方程式で締めた。歯車が自然と、それもきれいに回る。
何とビジターは1分けを挟み12連勝。1カ月間負けてない。地の利あるホームより羽根を伸ばせる?
遠征先で好調なのだ。昨年、岡田監督は、宿舎の食事を欠食して外食する選手たちを叱った。成績不振の自覚がない行動に一時、監視役を設けたほど。一転、今季は自由。故仰木元監督を思わせる自己責任を伴った放任主義へ傾き始めた。
「まだまだやけど選手は変わってきたんちゃうか」と話している。きつく管理するより、信頼し、自覚を持たせ、育てる。責任を持った、伸びやかなプレーがビジター高勝率の一因かもしれない。もっとも岡田監督は「そうなんか。気づかんやった」と軽く流した。
CS地元開催のかかる2位まで3・5ゲーム差。後半戦の勝率2位の猛牛軍の猛追は、こんなもので終わらない。【押谷謙爾】



