一夜明け、現場に混乱はなかった。巨人は12日から秋季宮崎キャンプの第2クールがスタート。前日11日に行われた清武GM緊急会見の余波はなく、午前9時半ごろに練習が始まった。ウオーミングアップにキャッチボール、ノックと、動きに動揺の色は見られない。原辰徳監督(53)も投手、野手関係なく声を掛けて指導するなど、アグレッシブに動いた。午後3時ごろ、指揮官は「選手に動揺はないと思いますよ。(練習量が豊富なので)あるだけの余裕は与えていません」と笑顔で練習を振り返った。
この時点で、清武GMの会見後から現場サイドに連絡は入っていなかったという。原監督は「(連絡は)何もありません」。会見で明らかになった「江川氏ヘッドコーチ招聘(しょうへい)計画」で名前を挙げられた岡崎ヘッドコーチも、練習前には「その件については一切何も聞いていないのでコメントできない。今日もしっかり練習するということです」と話し、通常通りに指導。打撃練習中には打撃ケージ後ろに設置されている監視塔“原タワー”に原監督と並んで座り、練習を観察していた。
選手も清武GM発言の続報を特に気にする様子もなく、レベルアップに励んだ。11日夜に宿舎で急きょ行った会見で、原監督はこう言い切っていた。「我々の目的は1つですから、その部分に集中してやるというのがジャイアンツのプレーヤーだと思う」。
その言葉通り、巨人ナインはゴタゴタに振り回されることなく、秋季キャンプ第2クール初日の練習を終え、宮崎市内の宿舎に引き揚げた。それから数時間後、渡辺会長の反論談話が発表された。【浜本卓也】




