巨人坂本勇人内野手(23)が12月31日、年男の誓いに「シンカ」を掲げた。「個人としても、チームとしても納得のできない1年だった。特に、個人的には前年の成績(打率、本塁打、打点)を全て下回ったし、僕にとって、シンカが問われる年になると思う」と覚悟を示した。雪辱に燃える今季、「シンカ」に込めたのは、2つの思いだった。

 (1)真価を発揮する

 プロ2年目でレギュラーを獲得。右肩上がりで成績を残してきたが、昨季は2年連続で3割を逃し、本塁打も20本に届かなかった。「今年やらなければ(坂本は)こんなもんかと。これまで以上に危機感もありますし、何とか打ち破れるように頑張りたい」。3割、30発の輝かしい実績は心の中でリセットし、12年シーズンに真価を発揮する。

 (2)進化を見せる

 パワー不足を実感し、オフから肉体改造に着手。例年以上に、ジャイアンツ球場、都内のジムでウエートトレーニングに励む。「一番は体を強く、大きくすること。これまでやってこなかった首回りの筋肉も鍛えています」と新メニューも導入。今月上旬からはヤクルト宮本と合同自主トレに臨む予定で、攻守で進化を目指す。

 昨年12月下旬には、07年6月に亡くなった母輝美さん(享年47)の墓前に、12年シーズンの活躍を宣言。シーズン終了後に、最高の報告をすることを誓った。年末年始は地元兵庫に帰省したが、1日に帰京予定。「休んでいる時間はないですから。いい形でシーズンに入れるように、準備をしていきたい」と力を込めた。2つの「シンカ」を胸に、6年目のシーズンに臨む。【久保賢吾】