DeNA中畑清監督(58)が17日、アレックス・ラミレス外野手(37)の“吉村専属打撃コーチ”就任を容認した。「自分に(吉村の指導を)任せてほしいということだった。打撃コーチたちとも話して、(指導を)一本化することが大事なことと判断した」と説明した。
ティー打撃中の吉村に膝の使い方などを直接アドバイスした後、三塁後方でナインの練習をチェックしていた中畑監督。そこにラミレスが近寄り約20分間、話し合った。「俺が教えていたのを見たこともあるかもしれないね。外部からのアドバイスが、小さな親切、大きなお世話になることもある。現役選手が、ここまで一生懸命教えることはないから」と、真意を明かした。
将来的には日本球界で監督を務めたいという夢があるラミレス。「吉村には3割、25本、90打点を挙げる力が必ずある」と、キャンプインから連日指導を続けてきた。それでも、首脳陣を差し置いて、一選手に特定選手の指導を任せるのは異例だ。中畑監督は「彼は日本を代表する打者。その男が絶対ものにしないといけないと思ったのが吉村。自分の後継ぎと考えているのかもしれないね」と理解を示した。
ラミレスの直談判を聞いた吉村は「監督もコーチも、こいつをよくしてやろうと思ってくれている。でも八方美人になるのはよくないこと。そういうことも(ラミレスは)考えてくれたと思う」と感謝しながら、結果を出すことへの強い決意をにじませた。【佐竹実】



