西武は7日、西武ドームで行われた秋季合同練習で、ブライアン・シコースキー投手(38)の入団テストを行い、再入団が濃厚になった。昨季途中まで在籍した右腕は紅白戦に登板し、1回1失点ながらも最速146キロの直球を主体に2奪三振。戦力外の要因となった右肘手術の影響を感じさせず「投げられるのは分かった」と渡辺監督は評価。鈴木球団本部長も「思ったよりいい。暖かくなったら150キロは出る」と話した。

 関係者によると今季途中まで水面下で獲得に動いており、右肘の状態を確認するのがポイントだったとみられる。また国内FAの資格を持つ同投手は外国人枠に入らないことから獲得される見込みが高い。この日も、登板前に腕をグルグル回すパフォーマンスに「お帰り!」の歓声が上がるなどファンも復帰を望んでいる。明日9日に再度テスト登板が行われ、正式に契約が発表される見通しだ。