巨人小笠原道大内野手(39)と谷佳知外野手(40)が、来季も現役続行の意思を持っていることが22日、分かった。小笠原は「今、どんな練習をしているのか見てれば分かってもらえると思う」と衰えぬ意欲を示し、谷も「体も健康。(2000本安打の)記録もかかるので」と明確に意思を示した。

 今季、小笠原はキャンプ中に左手人さし指を裂傷し出遅れた。5月に1軍昇格し、日本ハム戦でサヨナラ3ランを放つなど、鮮烈なイメージを残したが、6月末に出場選手登録を抹消された。小笠原と入れ替わるようにして1軍昇格した谷は、巨人史上最高齢での1番での先発を記録したものの、8月に出場選手登録を抹消された。

 2人とも1軍での出場機会がそれ以降なく、球団との来季契約は極めて微妙な状況。ただ、枠が40人に拡大されることもあり、ポストシーズンでチームの力になれるよう調整中だ。来季、どのような形で現役を続行するのか、球団としては時期を見て、話し合いの場を設ける。