<オリックス2-9ソフトバンク>◇1日◇京セラドーム大阪

 今オフの去就が注目されるオリックス李大浩内野手(31)が米大リーグ移籍を視野に入れていることが1日、分かった。今季でオリックスとの2年契約が終了。年齢的にもラストチャンスとし、近い関係者に「高いステージでの夢はある」と心境を吐露していた。

 関係者によると李大浩はメジャーでのプレーが幼少期からの夢。オリックスに加入した際にもメジャーとの間で揺れた。2年間日本でプレーし、秘めていた思いが再燃。仲のいい同い年の秋信守がレッズで活躍しているのも刺激だという。

 米球界関係者が「故障もないし勝負強い。安定して結果を残せるタイプ」と評価するように、本格的にメジャー挑戦を表明すれば、複数球団が獲得に名乗りを上げる模様だ。国内でも阪神、ソフトバンクが獲得に興味を示している。オリックスとの交渉が長引けば、日米争奪戦に発展する可能性も出てきた。

 オリックスは今季推定年俸2億5000万円からの条件アップを用意し、すでに残留交渉を始めている。李大浩もチームへの愛着はあるが、最終結論に至るには時間がかかりそうだ。