阪神が、今オフDeNAから戦力外通告を受けたトラヴィス(佐村トラヴィス幹久)投手(21)の獲得に向かうことが8日、分かった。戦力外選手との交渉、契約が解禁される今日9日の12球団合同トライアウト終了後に、タイミングを見て育成契約のオファーを出すとみられる。

 沖縄出身で米国人の父を持つトラヴィスは11年ドラフト6位でDeNAに入団し、13年から育成選手となった。ケガに泣かされ3年間で1軍登板がなく、今季もイースタン・リーグで1イニングの登板のみに終わった。それでも身長191センチから140キロ超の直球、フォークを投げおろし、大型右腕として将来性を買われた形だ。阪神にいないタイプの投手で、新天地でのブレークに期待がかかる。