ソフトバンク5回の逆転劇は今季初スタメンの庄子雄大内野手(23)の“センター前二塁打”からはじまった。
1点を追う5回、先頭で打席に立つと西武渡辺の落ちる球を中前へはじき返した。「外野の位置、打球の強さを含めて(二塁へ)行けるかなと思いながら走っていて、一塁回った時に行けると思った」。緩い打球、定位置だった中堅手の姿を見て、迷うことなく一塁を蹴って二塁を陥れた。
「シングルで終わるのか長打になるのか。足は1つの武器なので」。そこから周東の同点適時打、柳町の勝ち越し2点二塁打、山川の中犠飛と一挙4点につなげた。連戦中で今宮を休養させるため、今季31試合目で初スタメンに抜てきした小久保監督も「あいつのヒットからやもんね。それが彼の持ち味」とほめた。
だが、小久保監督は「そのあとの打球判断はいただけない。成長の余地はいっぱいあります」と厳しかった。二塁打で出た後の周東の左翼への飛球を二塁ベース近くで見て、落ちてから本塁へ生還した。庄子は「打球を見る位置がもう少し二塁と三塁の真ん中でもよかった。そういう隙を見せないように、練習の中で課題をつぶしていきたい」と反省。大卒2年目の今季、スピードスターへと経験を重ねている。【石橋隆雄】



