ついに運命の日がやってきた。今日28日のドラフト会議。今夏甲子園16強の仙台育英、最速145キロ左腕・木村謙吾と佐藤貴規外野手(ともに3年)も胸を高鳴らせ、指名の瞬間を待っている。

 前月の国体終了後も、ほぼ毎日練習に励んできた。木村はこの日も現役時代と同じく、サウナスーツを着込んでグラウンドの外周を10周走った。「早くドラフトが来てほしい。不安でいっぱい」。高校日本選抜のメンバー、東海大相模(神奈川)一二三慎太投手や履正社(大阪)山田哲人内野手(ともに3年)とは「ドラフトかかりそう?」などと連絡を取り合っている。

 27日、星野仙一氏が正式に楽天新監督に就任。それを受け木村は「同じ投手で、向かっていく監督だと聞いている。(楽天に指名されたら)自分も負けないようにガツガツやりたい」と抱負を語った。

 佐藤貴は普段通り験担ぎをしている。毎朝、神棚と祖父の仏壇に手を合わせる。24日には祖父の墓を掃除した。もう1つ大事な験担ぎがある。「兄に電話します」。甲子園の時も兄のヤクルト由規投手に電話した。尊敬する兄のパワーを得て、人生の岐路に立つ。