隠し玉は「イチロー2世」だ!

 オリックスがドラフトで二松学舎大付・鈴木誠也投手(3年)を指名候補にしていることが24日、分かった。森脇監督、村山球団本部長、長村編成部長らが東京都内ホテルでスカウト会議を行った。

 鈴木は甲子園出場こそないが、181センチ、82キロとバランスのとれた肉体を持つ。投げては最速148キロの直球が武器で、打っては高校通算43本塁打を記録している。俊足も持ち味で、身体能力の高さは抜群。イチローと違って右打者ではあるが、球団は本家同様に、打者としての将来に注目している。

 この日は、大阪桐蔭・藤浪を1位指名することも再確認した。スカウト会議に初めて出席した森脇監督は藤浪について「すばらしい。それ以上の言葉はいらない」と賛辞を送っていた。

 ◆鈴木誠也(すずき・せいや)1994年(平6)8月18日、東京都出身。二松学舎大付では2年時からエースを務めて最速148キロの直球とカーブが武器。高校通算43本塁打。181センチ、82キロ。右投げ右打ち。