<プロボクシング:WBC世界バンタム級選手権12回戦>◇22日◇東京・代々木第2体育館

 同級王者の山中慎介(32=帝拳)が挑戦者で同級1位のスリヤン・ソールンビサイ(25=タイ)に3-0で判定勝ちし、7度目の防衛に成功した。

 7回、8回に左ストレートでダウンを奪うと、9回には強烈な左ボディーで3度目のダウンを奪取。それでも、打たれ強いスリヤンをしとめきれず、約2年半ぶりの判定決着となった。元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高が持つ世界戦6連続KO防衛の日本記録達成はならなかった。

 「KOで終わらせたかったが、練習でやってきたことはある程度実行できた。次はできれば統一戦がしたい」と話した。山中は戦績を、22勝(16KO)2分けとした。