6勝1敗で並んだ、8人によるトーナメント形式による幕下優勝決定戦は、東幕下11枚目でモンゴル出身の千代翔馬(24=九重)が制し、各段を通じて初優勝した。

 朝弁慶(高砂)、東龍(玉ノ井)を下して臨んだ佐藤(貴乃花)との決勝は、はたき込みで勝利。その瞬間、右手で拳を握りガッツポーズを見せた。「たくさんの人(観衆)の前で勝ててうれしい。早くもっと上に上がりたい」と、千秋楽の幕内土俵入り前に行われた優勝決定戦の雰囲気に、さらに刺激を受けた様子だ。

 今後は師匠(九重親方=元横綱千代の富士)のように「前まわしを取るような、自分の形を作りたい。相手に合わす癖があるので、前に出る力をつけたい」と抱負を語った。16歳の時に、モンゴル相撲の大会で優勝。元横綱朝青龍の紹介で来日し、最初の10カ月は高知・明徳義塾高で勉学。その後、角界入りしたモンゴル人のニューフェースが、来場所は念願の新十両昇進に挑戦する。