AKB48選抜総選挙の圏外メンバー中村麻里子(21)と島田晴香(22)が、フジテレビ系ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」(21日午後2時)に出演することが15日、分かった。センターや選抜とは縁のない日陰で励む2人の姿が、明るみになる。

 前日14日にTBS系「情熱大陸」で前年の総選挙1位の渡辺麻友(21)が特集された裏で、総選挙6年連続圏外の中村と島田にもカメラが密着していた。中村は「今年こそと思って、5分間スピーチを用意していました」。島田は「同期の島崎遥香や横山由依らが舞台で思いを語っている中、壇上に座ったままで、情けなかったです」。総選挙は、全272人の中で、ランクイン者は80人。約70%は、これが現実。その生々しさに、初めてフォーカスされた。

 2人は、70%の中でも懸命に活動してきた模範生。新体制では中村はチームA副キャプテン、島田はチームK副キャプテンに任命された。番組側が「視聴者の琴線にも触れられるはず」と判断し、白羽の矢を立てられた。中村は「劇場でコツコツやっているメンバーもいる。AKBの違った顔を見せることができたら」。島田は「カメラにも、いつしか心を開けるようになったので、素の本音の私が出たはずです」と話す。【瀬津真也】