AKB48公式10年史「涙は句読点~普通の女の子たちが国民的アイドルになるまで~」(日刊スポーツ出版社)の出版が17日までに決定した。年表、データ集、インタビューなど約30万字を256ページにまとめ、高橋みなみの卒業コンサートが行われる横浜スタジアムコンサート前日の3月25日に発売される。

 AKB48の10年の歴史が1冊の本になった。日刊スポーツ新聞社が発行する「AKB48グループ新聞」の取材班を中心に制作したもので、タイトル「涙は句読点」は秋元康総合プロデューサーが命名した。

 数々のデータやインタビュー、コラムの中で、取材中のメンバー、OGが最も驚いたのは、グループが東京・秋葉原のAKB48劇場に初めて立った05年12月8日の伝説だった。当時、初日公演を観覧したのは、わずか7人。取材班はそのうちアイドル情報サイト「スクランブルエッグ」の岡田隆志編集長を含む、べる、お兄ちゅん、輝志道、北小金葵と名乗る5人の男性への接触に成功。彼らが一堂に会してグループ誕生の瞬間を語り合う座談会を行った。レジェンド・オブ・レジェンド・ファンの集合に秋元氏までも「本当にみつけられたの、集まったの?」と驚きを隠さなかった。

 ほかには、10年を振り返るのに欠かせない4人の卒業生も集まった。前田敦子(24)はAKB48劇場へ。大島優子(27)は卒業コンサートが予定されながら、荒天で中止となった東京・国立競技場跡地へ。篠田麻里子(30)はかつてビラを配っていた劇場下のドン・キホーテ秋葉原店前へ。板野友美(24)はギャルの聖地、渋谷109を訪問。それぞれが思い出の場所でインタビューに応じた。巻末では初めて実現した高橋、前田、大島の座談会を収録した。

 また、野田聖子衆院議員、言語学者の金田一秀穂氏、教育評論家の尾木直樹氏らが各界からの視点で、グループの活動を分析。10年前からファンでも、そうでなくても、あらためてAKB48を知る内容になっている。