俳優井上芳雄(46)が4月30日、東京・明治座で、ミュージカル「アイ・ラブ・坊ちゃん」(5月1~31日)の公開通し稽古を行った。夏目漱石の日常と小説がシンクロする物語で、音楽座で上演されてきた作品が、東宝制作で上演される。
漱石役の井上は「やってみると、和物に慣れていない。新作を初めてみんなで作っているような気持ちでした。自分たちなりの『アイ・ラブ・坊ちゃん』を作り上げていければ」と話した。
さらに、井上は「題材がなじみのある漱石や時代というのは大きい。心に染み入る旋律のメロディーもある。スケールの大きさもある」と魅力を語った。
タイトルを引き合いにラブなポイントを聞かれると、井上は、漱石の妻を演じる土居裕子を見て「奥さんをやっていただきます裕子さんが一番のラブポイント。30年前の初演と同じ役をやれるのは、舞台だから、土居さんだからできること。奇跡のようなこと」と喜んだ。
舞台で描かれているのは、漱石が苦悩していた時期。井上は「ずっと怒鳴っている。こんな役やったことないですし、裕子さんにこんなに怒鳴っていいのかと思って、稽古の最初は本当に慣れなかった」と明かした。
ほか、三浦宏規、小林唯、彩みちる、松尾貴史、春風ひとみが出席した。



