<AKB48in東京ドーム>◇24日◇東京ドーム

 開演前、高橋みなみによるアナウンス。「ついにこの日がやってきました、私たちのスタートライン、ゴールライン。一緒に楽しみましょう」。4万8000人超満員からの大歓声がわき起こる。

 午後6時、開演。場内が暗転し、今までの軌跡が編集された映像が流れそれにあわせファンがメンバーの名前を叫んだ。

 続けざまにオーバーチュア。ライブの始まりを告げる曲に「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ジャージャー!」とオタ芸と呼ばれるかけ声で一気に会場のボルテージは最高潮に。

 そして1曲目「PARTYが始まるよ!」。AKBが6年8カ月17日前に秋葉原の劇場で初公演を行った際に一番最初に歌った、始まりの曲。高橋みなみ、板野友美、前田敦子、小嶋陽菜、篠田麻里子6人のメンバーがステージに現れ、悲鳴に近い歓声が上がる。夢の舞台にたどり着いたメンバーはもちろん、ファンまでも泣いている。

 「Dear

 my

 teacher」、「毒リンゴを食べさせて」と続けざまに歌い「会いたかった」。高橋みなみの「東京ドーム行くぞぉー!」の絶叫とともに大歓声が起こる。十字に作られたステージへ一斉にメンバーが走り出す。メンバーが近くに来た客席のサイリウムの揺れがいっそう激しくなる。

 MC。大島優子が「250人の劇場から4万8000人の東京ドームまで来られました。6年8カ月と17日かかりましたが、皆さんのおかげでここまで来れました」と感謝を伝えた。高橋みなみが泣いているのに気づくと「あなたのダムってゆるいのね」と毒舌。軽妙なやりとりに4万8000人は爆笑に包まれた。